下條村でのおはなし会
1月28日(日)、長野県の下條村立図書館の新春お楽しみ会として、「むかしばなしを語る」おはなしの会を開いていただきました。
2年前、柳田国男記念館で開いた小澤俊夫先生の語り方秘伝の会で私の語りを聞いて下さった下條図書館司書の近藤明子さんが、一年前から企画してくださっていた会です。立派な看板まで作っていただき、ひょえー!と緊張・・・。お話し会に立て看板をつけていただいたのは、初めてです。
当日は、なんと100人もの来場者が!
一緒に小さな指を動かして手遊びしてくれる幼児、おはなしの展開にあわせて表情を変えながら聞いてくれた年長さん、お母さんの膝で、最後まで耳を傾けてくれた障害のあるお子さん、まるで少女のように胸に手ててわくわく聞いて下さるシニアの女性、お父さん、お母さんの笑顔・・・。今も胸に焼き付いています。
最後まで楽しんで下さり、ほんとうにありがとうございました。
むかしばなしはみんなのもの。
幼い子にも、大人にも。
みんなに楽しんでもらえる語り手になりたい。そう、あらためて強く思いました。
電子機器が氾濫する現代だからこそ、
あえて、生の声で子どもに語りかける大切さを伝えたい。
子ども時代の心の幸せは、一生その人を支えてくれるものだから。
「小さい子でもちゃんと聞ける」
お話会のあと、手遊びでやった♪どりころちゃん♪や、
昔ばなし「ホットケーキ」に出てきたガッチョブッチョやカモカモガモガモを、時折口にし、「またいきたい」と言ってくれている年少さいます。
学校への読み聞かせで、今度はお話を覚えて語ってみようと本を借りていかれた元小学校の先生もおられるそうです。
語った昔ばなし
「ホットケーキ」(ノルウェー)
「おはなしのろうそく18」より
「おいしいおかゆ」(グリム)
「おはなしのろうそく1」より
「干支のおこり」(日本)
「日本の昔話3 小澤俊夫」より
「間抜けなトッケビ」(韓国)
「おはなしのろうそく30」より
「こんにゃく坊さん」(和歌山)
「おしまいのはなし」(日本)
☆是非お子さんに読んであげてください☆楽しんでくれます☆
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